地震から6日目

胆振東部地震から6日たった。私のいる札幌では、少しずつ余震の間隔もあいてきて

いつもの生活を取り戻しつつある。とはいえ、今までの人生であんな大きな地震を経験したのは初めてなので、怖くて何だかぼーっとしてしまっている。

 

市内も場所によって震度も被害も様々だが、震度5強~6弱だったのだと思う。前を車が通ってもガタガタいう老朽家屋での震度6は恐ろしかった。まして夜中の3時だし。

 

縦揺れだったそうだが、もう何だかわからない。とにかくグラグラ揺れて立てなかった。布団のなかでじっとするのが精いっぱいだった。

 

揺れがおさまってようやく立ち上がったが、もう停電になっていて暗い中ラジオを探した。980円で買った電池式のラジオがこの後大活躍する。

 

幸い、ガス・水道は大丈夫だった。が、電気は復旧まで41時間かかったので、二晩暗い中で過ごすことになった。懐中電灯をもってなかったので、仏壇の蝋燭をテーブルに置いて明かりにした。

 

食品は、乾麺・米・レトルト食品・野菜などなど、沢山買い置きしてあるので、全然困らなかった。スマホの充電も、モバイル・バッテリーがあって夫が車で充電してくれたので心配なかった。

 

同じ札幌市内でも断水したり家が傾いたりした人が沢山いることを考えると、うちは本当に恵まれていると思う。

 

本当に油断していたと思う。今まで地震といえば太平洋側がほとんどで、札幌では大きな地震にはあわないと勝手に思っていた。だから、そのうち用意しなきゃと思いながらも、懐中電灯や手回しラジオを買っていなかった。

 

北海道に限らず、日本国中で安全な場所なんてないのだと思った。

 

そして、災害など不慮の出来事に見舞われた時は、結局アナログが強いんだと思った。

オール電化の家は大変だったと思う。テレビが見られないからラジオをずっと聴いていたが、ラジオの情報は早くてこまやかで本当に有難かった。

 

余震の情報だけでなく、少し落ち着いてきた次の日あたりには、道路情報や営業している店舗情報、断水、停電、銭湯の情報まで、リスナーから寄せられたメッセージがすぐ流されのは、今困っている人にとっては本当に有難いものだと思う。

 

これから少しずつ防災グッズを準備するつもりだ。今の時期だから助かったが、これが真冬だったら大変だったと思う。寒さ対策も考えて、しっかり備えなきゃならない。