文化鍋で米を炊く
文化鍋で米を炊くようになって7,8年になる。早くて簡単、しかも美味しい。今や、文化鍋を見たことのない人が大半なのかもしれないが、私が子供のころはこれで母が米を炊いていたものだ。
以前は私も炊飯ジャーなるものを使っていた。が、どうも邪魔である。台所で場所をとるのである。ただでさえ狭い台所なんだから、撤去してしまえ!と思ったのだ。
鍋なら棚にしまっておける。別の料理にも使える。良いではないか、良いではないか!!と手を叩き、デパートで買ってきた。たしか4000円ほどであった。鍋の口径が18㎝、高さが12㎝の、3.5合炊きのものだ。ついでにおひつも買ってきた。
米を炊く手順はこうだ。
1、米を研いでざるにあげる。蓋をして乾燥させないようにして、40分放置。
もち麦を入れる場合は、前もって保存容器にもち麦と水を1:2の割合で入れて
吸水させておく。
(左:水に漬けておいたもち麦 右:洗ってざるにあげておいた米)
2、米と同容量の水加減をする。私はコップで計っている。
3、強火にかける。沸騰したら弱火で10~12分。カタカタなっていた蓋の音がしなく
なるのですぐわかる。耳をすませば「ピチピチ」という乾いた音がするはず。
4、ギュッと思い切って火を強め、10数える。(底にたまった水分とばすため。)
ここが、個人的には一番勇気がいるところ。焦げ付く気がするので。
5、10分ほど放置しておひつに移す。
米さえ研いでおけば、炊くのに10~12分ほど、蒸らしに10分ほど。合わせて20分ちょっとで美味しいご飯の出来上がり!土鍋やル・クルーゼでも炊けるが、文化鍋は鍋の縁が内側に反っているので吹きこぼれがない。
というわけで、私は毎日美味しいご飯を食べている。しかも、今回の北海道胆振東部地震で停電になった時も、真っ暗な中でいつもと同じ美味しいご飯を食べられたのだ。