一人っ子遠距離介護、私の場合⑥ ヘルパーさんにもお世話になりました。
母のところには、訪問介護のヘルパーさんに週二回来てもらっていた。
火曜と金曜の10:30~11:30の1時間。お願いしたのは
- 掃除(掃除機をかける、拭き掃除、トイレ掃除)
- 冷蔵庫の中の食品の確認(配食サービスで届いたお弁当をちゃんと食べているか、傷んだものをしまっていないか)
- 洗濯
- 服薬確認
ヘルパーさんは連絡ノートにその日の様子を書いてくれるので、私もお願いしたいことや気付いたことを書くようにしていた。「〇月〇日、お元気にお過ごしでした。掃除、洗濯、服薬OK、トイレの洗剤が切れそうなので買ってきていただけますか。」「いつもお世話になっております。洗剤、了解です。本日、南瓜の煮物を作ってきました。いつまでも残っているようでしたら、声掛けして処分お願いします。」みたいな感じ。
結局、母は洗濯物を見られるのを嫌がったので、洗濯は私が行った時にすることになった。が、それ以外の掃除などはヘルパーさんと一緒にやって、楽しかったようだ。
私も週2回は行くのだが、私が気付かないことにヘルパーさんやケアマネさんが気付いてくれることがある。第三者の目が沢山あることで、体調の変化や問題に気付きやすくなる。
お願いしていた事業所では、介護保険外のサービスをやっていて、ずいぶん助けられた。例えば、
- 歯医者などの通院の付き添い
- 母に連絡が取れないときの安否確認 など。
母に電話しても全然出なかったり、受話器が上がっているのかずっと話中になっているときなど、様子を見に行ってもらった。
介護保険では、利用者本人以外にに対する行為はカバーできない。例えば、
- 趣味の外出の付き添い
- 草むしりやペットの散歩
- 家族の分の食事を作る
などは頼めない。そんなとき保険外で頼めると、料金は掛かるが、助かるものだ。
遠距離介護で、そうそうすぐに駆け付けられないときは特に。1時間2000円の料金だったが、往復の交通費を考えると頼んだ方が安いこともある。(料金は事業所によって違うと思う。)
そんなふうに始まった訪問介護だが、後に母が足を骨折したときにはゴミ出しやデイの送り出しに朝来てもらったので、結局朝30分を週4回、掃除などで1時間を週2回になった。
遠距離介護の場合は、こうやって家に来る人が沢山いると安心だと思う。母にとっても、色んな人に接する機会が増えて刺激になったのではないか。